事例
長野県観光DX、マーケティング人材育成講座「データに基づく観光マーケティング」の企画及び実施
株式会社Koeeruは、公益財団法人長野県産業振興機構(NICE)が実施する「令和5年度長野県観光DX推進事業における情報発信業務」の採択企業シソーラス株式会社からの委託により、観光マーケティング人材育成を目的とした講座を企画し、長野県観光に関わるDMOや観光事業者、地元企業の参加者に対して、座学、ワークショップ、システムを活用した実践を組み合わせた「データに基づく観光マーケティング」を実施した。
背景:

近年、デジタル化やデータ分析技術の進展や、DMOにおけるデータ分析や観光DXへの取り組み強化など、民間企業のみならず、観光地マーケティングにおいてもデータ活用の役割は高まっている。
観光地マーケティングで活用されるデータは、行政の記録や事業活動によって集まった実績データ・履歴データなどの「ビッグデータ」と、観光地への来訪者を対象に心理や行動を調査して得られる「リサーチデータ」がある。
「ビッグデータ」と「リサーチデータ」はデジタルマーケティングにおいてそれぞれ補完的な役割を担っているが、観光地におけるマーケティングを行う際のデータ活用の第一歩として、観光地への来訪者の心理や行動を直接的に把握する「リサーチデータ」の収集と分析、活用について理解を深めることが有効である。
目的:

本セミナーでは、データ活用の入門として観光地のマーケティングリサーチを扱い、実際にデータを収集し、分析するなど実習形式を交えて講義を行い、「リサーチデータ」の収集と分析、活用を自ら行うことができるような知識・スキル、並びにリサーチ自体の課題に対するシステムの活用方法も併せて身に着けることで、データを活用した観光マーケティングと観光DXのリテラシー向上を目指す。
観光マーケティングの講師として国士舘大学21世紀アジア学部選任講師である河田氏、観光DXの講師として株式会社Koeeru代表の長野が講座内容を企画した。

ソリューション詳細

「データに基づく観光マーケティング」は、四回に分けて、座学、ワークショップ(参加者を三つのグループに分ける)、システムを活用した実践を組みわせ、観光マーケティングの基礎からマーケティング課題の設定、調査の企画、データ収集から分析、調査報告などを行った。
データの収集に関しては、以下の調査を実施した。
• 旅マエ旅行者:Koeeruが提供するグローバルリサーチを活用し、オーストラリア及びタイの「訪日意向者」に対してWeb調査を実施した。
• 旅ナカ旅行者:地域の観光施設を活用し、QRコードを活用した旅中の旅行者に対してアンケートを実施した。
結果:
共創DXマーケティングの基盤となる、「スキル」、「つながり」合わせて、「データに対する意識改革」を達成することができた。受講者アンケートでも「座学と演習、グループワーク(他の受講者とのつながる)」を組み合わせた講座に対する高い評価をえることができた。
受講後のアンケートより
- 演習の課題を個人の時間から捻出するのが難しかったので、時間の中でもう少し演習ができたら良かったなと思いました。みなさんでデータを見ながらいろいろディスカッションできたのは、講義の学びと共にとてもよかったです。
- アンケートのやり方からデータの使い方まで知れ、講座で体系的に学ぶことができた。
- 横のつながりが作れた。いろんなアイデアや事業に触れることができた。
- 社外でチームを組んで自社だけでなく地域の観光についてワークを進められたのが良かったです!
- マーケティングの基礎からアンケートをつかった活用方法、考え方まで勉強になりました。
- こういった機会が全くなかったので、意識の高い方達と一緒に取り組めたのはとても良い経験でした。
今後の展望:
- 長野県観光DX事業として、引き続き人材育成講座を他の地域や事業者に展開する。
- 継続意向が高い参加者が多く、基本編から応用編などの講座を企画する。
- 観光DX分野において、マーケティング人材育成に対するニーズは高いため、他の地域にも展開していく。
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