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ホワイトペーパー

【東南アジアの消費者は、日本の伝統工芸品(藍染)をどう見ている?】シンガポール、ベトナムでは「デザインが魅力的」「色合いが美しい」「伝統的な技法が使われている」「独自性がある」が評価の決め手に。

Koeeruグローバルリサーチを活用した東南アジア市場における日本の伝統工芸品調査~後編~

顧客の声(Voice of Customer 以下 VOC)を活用したマーケティング事業を手掛ける株式会社Koeeruは、東南アジア市場における日本の伝統工芸品の関心度や購買実態の把握とともに、藍染商品を例にコンセプト評価を自主調査しました。前編に続き、後編では日本の伝統工芸品関心層に対して聞いた結果をお知らせいたします。

※前編はこちら:https://koeeru.com/2025/05/japan-craft-asian-consumer-study/

【東南アジア市場における日本の伝統工芸品コンセプト調査~後編~ 結果サマリー】

藍染の認知度について、藍染とは植物の天然染料で、布や糸を深い青色に染める日本の伝統技法だという簡単な説明を付けたうえで認知度を聞いたところ、伝統工芸品関心層であっても「聞いたことがあるが詳しく知らない」が半数以上と最も高かった。

最も興味がある藍染商品コンセプトについて、「手ぬぐい」「暖簾」「食器」の3つの商品コンセプトを提示したところ、国によって最も関心が高い商品が全て異なる結果に。日本においては「手ぬぐい」と「食器」が同等40.0%で最も高く、「暖簾」20.0%とは大きな差があった。シンガポールでは、「暖簾」が最も高く38.0%だが、「手ぬぐい」「食器」も30%台で、どの商品でも大きな差はなく好みが分散。一方ベトナムは、「食器」が最も高く42.0%、次いで「暖簾」32.0%、「手ぬぐい」26.0%と続く。

商品コンセプトに興味を持った理由について

  • 「手ぬぐい」では、日本「価格が適正だと感じたから」、シンガポール「デザインが魅力的だったから」、ベトナム「色合いが美しかったから」がそれぞれ最も多い理由であった。「価格が適正だと感じたから」は、ベトナムにおいても2番目に多い理由となり、手に入れやすいリーズナブルな価格提示は、藍染商品に興味をもつきっかけとしても一つの魅力といえそう。
  • 暖簾では、日本「色合いが美しかったから」、シンガポール「デザインが魅力的だったから」、ベトナム「色合いが美しかったから」がそれぞれ最も多い理由であった。日本とシンガポールにおいて2番目に多かったのが「伝統的な技法が使われているから」で、商品コンセプトの説明でも示した伝統技法に対して魅力を感じている層が一定数いると推測。
  • 食器では、日本「デザインが魅力的だったから」、シンガポールとベトナム「色合いが美しかったから」、がそれぞれ最も多い理由であった。特にベトナムでは「他の商品と比べて独自性があったから」「品質が高いから」もそれぞれ70%を超える結果で、コンセプト説明にもある木製食器に藍染めを施す独自技術や美しい色合いとデザイン性が高く評価されているようだ。

調査概要

対象国日本、シンガポール、ベトナム
サンプルサイズ日本100名、シンガポール190名、ベトナム181名
対象者1.  16歳以上:各国共通
2.  日本の伝統工芸品関心層:シンガポール、ベトナム 各国100名
3.  日本の伝統工芸品非関心層:シンガポール90名、ベトナム81名
調査期間2024年12月
調査方法オンライン調査(Koeeruによるグローバルリサーチ)

藍染の認知度は?

藍染の認知度は、伝統工芸品に関心のある人であっても「聞いたことがあるが詳しく知らない」が半数以上と、最も多い回答になりました。「よく知っている」と回答したのはベトナムが最も多く39.0%で、その他の国では20%台にとどまっています。

次の3つの藍染商品コンセプトのうち、最も興味があるのは?

日本においては、「手ぬぐい」と「食器」が同等40.0%で最も高く、「暖簾」20.0%とは大きな差があります。シンガポールでは、「暖簾」が最も高く38.0%、「手ぬぐい」「食器」はほぼ同等で30%台という結果で、どの商品に対してもあまり大きな差はなく比較的好みが分散しているように見えます。一方ベトナムにおいては、「食器」が最も高く42.0%、次いで「暖簾」32.0%、「手ぬぐい」26.0%と続きます。

商品コンセプトに興味を持った理由とは?

手ぬぐい:日本では「価格が適正だと感じたから」、シンガポールでは「デザインが魅力的だったから」、ベトナムでは「色合いが美しかったから」がそれぞれ最も多い理由でした。ベトナムにおいても2番目に多い理由は「価格が適正だと感じたから」とあるように、伝統工芸品を2000円程の価格で購入できることは興味をもつきっかけとして一つの魅力といえそうです。

暖簾:日本では「色合いが美しかったから」、シンガポールでは「デザインが魅力的だったから」、ベトナムでは「色合いが美しかったから」がそれぞれ最も多い理由でした。日本とシンガポールにおいては2番目に多かったのが「伝統的な技法が使われているから」で、商品コンセプトの説明でも強調した内容に魅力を感じた層が一定数いることが分かります。

食器:日本では「デザインが魅力的だったから」、シンガポールとベトナムは「色合いが美しかったから」、がそれぞれ最も多い理由でした。特にベトナムにおいては「他の商品と比べて独自性があったから」「品質が高いから」もそれぞれ70%を超える結果となっており、木製食器に藍染めを施す独自技術や美しい色合いとデザイン性を高く評価していることが読み取れます。

本調査のレポートダウンロードはこちらから

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