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【日米中】食品購入時にチェックする成分を比較 | データからみる食の志向④
これまでのブログで、日本・中国・アメリカの3カ国でのベジタリアンの割合や、年代や世帯年収の分布、ベジタリアンと非ベジタリアンで食品購入時に意識することの違いについてまとめました。
今回は、『3カ国間での食品購入時にチェックしている成分の違い』について見ていきます。
食品を購入する際に必ずチェックする成分(複数回答可)
・デイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)
日本は「カロリー量」が突出しているが、
中国では「プロテイン量」「糖質量」「カロリー量」「カルシウム」が高い。
日本はあまり成分に対しての関心が強くないが、中国、アメリカはすべての成分で日本よりも高く、関心の高さがうかがえる。

・炭水化物(パン、お米、パスタなど)
日本は「カロリー量」が高い。
中国は「炭水化物」「Non-GMO(非遺伝子組換え)」「糖質量」「プロテイン量」「カロリー量」が高い。
アメリカは中国と傾向が似ているが、中国の方が各スコアが高い。

・肉類、魚類
日本はいずれの項目もあまり高くなく、「特に気にしない」が他国に比べてはるかに高い。
中国、アメリカは「プロテイン量」が突出しているが、ほとんどの成分が20%程度はチェックされているという結果となった。

・コーヒー(豆、葉、パウダー)
日本、アメリカは全体的にスコアが低い傾向。
中国は「Non-GMO(非遺伝子組換え)」が高いのがコーヒーならでは。
アメリカも中国に近しい傾向だが、「糖質量」「炭水化物」が特に高い。

まとめ
先日、大阪で行われた「ホテル・レストランショー&FOODEX JAPAN in関西」に出向き、国内外の食品メーカー様とお会いしてきました。
出展されているほとんどの企業様が、今後より海外へ販路を拡大していきたい、日本への輸出を強化していきたいと考えておられました。
しかしながら、海外進出には下記のような様々な課題があります。
- 食文化が異なる
- 気候、宗教(禁酒やタブーな食材)を考慮しなければならない
- 現地のニーズがわからない
- 日本の製品/食材の知名度や優位性がわからない
- 給与、生活水準が国によって様々
- パッケージのローカライズ要否
展示会に出展されている企業様も同様のことが海外進出のネックになっているとお聞きし、改めてグローバルリサーチが提供できる価値を再認識しました。
グローバルリサーチを行うことで、事前にターゲットとなる層や販売地域を確認できたり、収集データをマーケティングやブランディングに活用いただけたりします。
上記に掲載した食品、飲料以外についても、同様のデータがございますので、気になる方は、近日リリース予定のホワイトペーパーをご覧いただくか、ページ最下部のお問い合わせフォームからご連絡ください。
<調査概要>
対象国:日本、中国、アメリカ
サンプル数:日本 500s、中国・アメリカ 505s
手法:ネットリサーチ
対象者:一般消費者
実施期間:2022.8.22 ~ 2022.8.30
※上記グラフはすべて、日本のスコアで降順ソート
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