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クルーズでよく訪れる場所はどこ? | データからみる3ヶ国の訪日クルーズ旅客 Part 1
1 調査背景と目的
日本の観光市場が拡大する中、クルーズ船を利用して来日する外国人観光客が増加しています。これらのクルーズ観光客の行動パターンや満足度を理解することは、観光サービスの質を向上させ、効果的な市場戦略を策定するために非常に重要です。
そのため、今回はKoeeru Globalが提供するグローバルオムニバス調査を利用し、「中国、台湾、韓国におけるクルーズに関する調査」を実施しました。
2 調査概述
- 調査対象国:中国、台湾、韓国
- サンプル数:中国 658 名、台湾 506 名、韓国 501 名
- 対象者:一般消費者
- 調査期間:2024年6月
- 手法:ネットリサーチ(Koeeru Global のグローバルオムニバス調査)
3 来日旅客の交通手段
今回は「日本への交通手段」に関する質問に対して、クルーズで日本に来たことがある人を主に分析します。
交通手段の割合:全体のクルーズ利用率は10.2%で、台湾と韓国のクルーズ利用率は約7%、中国は15.2%と最も高いです。


4 クルーズ観光客の性別と年齢
4.1性別分析
中国人の女性クルーズ観光客は男性の約2倍ですが、台湾と韓国では逆の傾向が見られます。


4.2年齢分析
3ヶ国のクルーズ観光客は30代と40代が多く、特に中国では30代のクルーズ乗客が59.0%を占めています。


4.3年齢層分析
また、年齢を青年層(30歳以下)、中年層(31~60歳)、老年層(61歳以上)にわけました。約8割クルーズ客は中年層に属し、老年層は非常に少なく、わずか2.9%です。

5 クルーズ観光客の年収
- 中国人クルーズ観光客:60%以上の中国人クルーズ観光客の年収は1500万円を超え、500万円以下の乗客はわずか8%です。

- 台湾人クルーズ観光客:年収は1000万円以下の各区間に均等に分布しています。

- 韓国人クルーズ観光客:約半分の韓国人クルーズ観光客は年収が701〜1500万円の範囲にあります。

6 クルーズ観光客の訪問先の傾向
6.1 各国のクルーズ観光客の訪問先の傾向
- 中国人クルーズ観光客:訪問先は非常に広範囲で、沖縄から北海道まで幅広く訪れており、各地の訪問割合も高いです。

- 台湾人クルーズ観光客:沖縄を訪れる台湾人の割合は圧倒的(82.9%)であり、他の訪問先に比べて非常に高いです。

図10:「クルーズ観光客の訪問先の傾向:台湾人」
- 韓国人クルーズ観光客:韓国の観光客は主にクルーズで大阪、福岡、沖縄を訪れる傾向があります。

6.2 各収入層のクルーズ観光客の訪問先の傾向
さらに、各収入層[1]のクルーズで日本に訪れた目的地に関する分析結果も以下に示されている。



調査結果から、3つの収入層(一般層、中流層、富裕層)におけるクルーズ観光客の訪問先の傾向を以下のようにまとめます。
- 沖縄:全ての収入層で最も人気のある目的地となっており、特に富裕層では圧倒的な人気を誇っています。
- 東京、北海道、福岡、大阪:全ての収入層で上位にランクインしており、クルーズ観光客にとって魅力的な訪問先であることが示されています。
- 富裕層:訪問先の多様性が最も高く、より多くの目的地を訪れる傾向が見られます。訪問率も他の層と比べて一貫して高いです。
- 一般層と中流層:訪問先の傾向が類似しており、特に都市部や有名観光地が人気です。
まとめ
本調査の結果から、訪日クルーズ観光客の行動パターンと訪問先の傾向を以下にまとめます。
- 年齢層の傾向:クルーズ観光客の多くは30代と40代の中年層であり、高齢者の割合は割と低いです。
- 沖縄:全収入層で最も人気のある目的地であり、特に富裕層で圧倒的な人気を誇ります。台湾からの観光客の中でも圧倒的な割合(82.9%)が沖縄を訪れています。
- 東京、北海道、福岡、大阪:全収入層で上位にランクインし、クルーズ観光客にとって魅力的な訪問先です。
- 富裕層:訪問先の多様性が高く、より多くの目的地を訪れる傾向があります。
- 一般層と中流層:訪問先の傾向が類似しており、特に都市部や有名観光地が人気です。
- 訪問先の広範な分布:中国のクルーズ観光客は日本の南から北まで幅広く訪れています。
次回の記事では、各国および各収入層の観光客が具体的にどの点に満足しているのかを探討します。サービスの質、費用、環境、施設などの満足度を分析し、さらなる発見を提供いたします。
Koeeruグローバルトレンドでは、Koeeruの海外リサーチシステムを利用して、Koeeru及びKoeeruのパートナー企業が行ったグローバル調査の結果を定期的にご紹介します。
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[1] クルーズ観光客の年収は以下のように分類されます:一般層(年収が500万円以下)、中流層(年収が501万円〜1000万円)、富裕層(年収が1001万円以上)
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