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【日米中】ベジタリアン・非ベジタリアンの意識の違い | データからみる食の志向②
前回のブログ(下記)で、日本・中国・アメリカの3カ国でのベジタリアンの割合や、年代や世帯年収の分布についてまとめました。
今回は、『ベジタリアンと非ベジタリアンで食への意識の違い』について見ていきます。
購入する時に意識する項目(複数回答可)
デイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)
非ベジタリアンは価格を最も重視するのに対して、ベジタリアンは「オーガニック」「加工方法」「カロリー」など健康に関わる項目を意識する傾向が見られます。

炭水化物(パン、お米、パスタなど)
炭水化物では、ベジタリアンか否かに関わらず「価格」「生産日・消費期限」が最も意識されています。

購入する時にチェックする成分(複数回答可)
デイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)
非ベジタリアンは「特に気にしない」が突出しているのに対して、ベジタリアンは「糖質量」「プロテイン」など健康に関する項目をチェックする傾向があります。

炭水化物(パン、お米、パスタなど)
非ベジタリアンは「特に気にしない」が突出しているのに対して、
ベジタリアンはほとんどの項目で非ベジタリアンのスコアを上回っていて、食への意識の高さがうかがえます。

まとめ
総じて、ベジタリアンの人の食への意識の高さがうかがえる結果となりました。
「オーガニック」や「加工方法」といった安全性に関する項目への関心が高いこと、「糖質量」「プロテイン量」をチェックする人の割合が高いことは、野菜を主食としているため、納得できます。
と言うのも、野菜が主食だと「プロテイン」や「糖質」などを補いづらいことから、その点を特に注視しているのでは?とも推測できます。
昨今、大豆ミートなどの代替肉や、植物性タンパク質が注目されていますが、そういった商品はベジタリアンのプロテイン摂取には一役買っていそうですね。
食品を販売する際、想定される購買層の食への関心の高さや、食品選びに重視するポイントにも目を向けておくと、より深い顧客理解やマーケティングに繋がると考えています。
デイリーフーズ、炭水化物以外にも、そのほかの食品や飲料品についても、同様のデータがございますので、気になる方は、1ヶ月後にリリースを予定しているホワイトペーパーをご覧いただくか、ページ最下部のお問い合わせフォームからご連絡ください。
<調査概要>
対象国:日本、中国、アメリカ
サンプル数:日本 500s、中国・アメリカ 505s
手法:ネットリサーチ
対象者:一般消費者
実施期間:2022.8.22 ~ 2022.8.30
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